申込書の書き方

最近の学生ローンでは使用目的に敏感になっている傾向にあります。
これは、「新手の詐欺」でご紹介したように、学生の間で投資話やマルチ商法等の被害にあう利用者が年々増加しているからです。
知人の話によると、アミーゴで使用目的を「車の購入」と書いたところ、明細を持ってくるように言われ、無いと言ったら断られたという人もいたようです。
車購入の見積もりや明細を持って歩いている人はまずいません。
これは使用目的によって、ハナから貸す気がないように思えるのです。
その根拠は、マルチ商法や投資話、詐欺的な案件などは、バックに詐欺師がおり、使用目的やアルバイト先など、細かく指示しているからです。
バックにいるのは詐欺師だけでなく、実は騙されている他の被害者が知らず知らず加害者になってしまっているケースも多くあります。
前者は悪意を持った明らかな犯罪者ですが、後者は悪意がありません。
その背後にいる悪意を持った詐欺師に洗脳されているのですが、第二・第三の被害者を生む加害者側になっている事に気が付いていないのです。
学生ローンの申込書の記入に「指示」があるわけですから、一定のパターンが出てくるはずです。
学生ローンの融資担当者は、そのパターンを見抜いて融資判断をするわけです。
これは、新たな被害者を出さない為にも、ぜひ続けていってほしいものですが、中には「えん罪」で融資を断られてしまうケースもあります。
申込書の記載内容が偶然パターンと一致してしまった場合です。
本当に車を買うのに・・・本当に旅行に行くのに・・・なぜか信用してもらえず借りられない悲劇も中には出てしまいます。
では、こういった場合、どうすれば良いのでしょうか?
言い方を変えれば、どうやったら信用してもらえるのでしょうか?
その答えは、とにかく細かく具体的に書く事です。
例えば、使用目的を「旅行」とするよりは、「○○月○○日から○○月○○日までの○○日間、沖縄旅行に行く為」とした方が印象は全く違います。
旅行会社のパンフレットや申込書などを持参すればさらに効果的です。
ここまでやれば疑われる予知はありません。
また、万一これが透視目的であったとしても、学生ローンからすれば「ここまで詳細に書かれていては見抜く事はできない」と言い訳が立つ事もあり、利用限度額アップに繋がる事は間違いないです。
事実、アミーゴだけでなくカレッヂもWeb申し込みのページに「使用目的」の項目が追加されました。
以前にはなかったので、使用目的が重要視されるようになったのは、最近になってからだと思います。
申込書の記入を詳しく書くのは使用目的だけではありません。
アルバイトを2ヶ所やっていれば、2つとも記入し、それぞれ所在地等、詳細に書けばよりリアルです。
携帯電話を2台持っていれば、両方とも書いた方が信用に繋がります。
 
ただ書くだけでなく、キレイに正確に読みやすく書く
これは見過ごしがちですが、申込書をキレイに書くのと雑に書くのとでは印象が大きく違ってきます。
例えば、小さな枠に長い住所を書かなければいけないような場合、計画性のある人はバランスを決め、枠に収まるように丁寧に書きます。
計画性がない、あるいはだらしない人は、枠からはみ出したり判読不能の文字を平気で書いたりします。
このような細かい部分も与信材料となりますので、覚えておいて損はないと思います。
 
融資担当者も人間です。
明らかに風呂に入っていない状態で借りにいったら、きっと別の理由を見つけて断られるでしょう。
融資担当者は、初対面の人間の性格を見抜こうとします。
その材料となるのは、身なりだったり文字の書き方だったりするのはごく当然なのです。
つまらない事で自分を過小評価されないように気を付けましょう。